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レジオネラ菌は自然環境中に広く生息している細菌です。健康な人にはほとんど影響ありませんが、高齢者や新生児など抵抗力の弱い人が感染するとレジオネラ症を発症し、肺炎症状を起こして死に至ることもあります。平成14年7月には宮崎県日向市の温泉施設で集団感染が発生し、7人が死亡、確定感染者数32人、感染の疑いのある者250人以上という大きな事故となりました。

 

レジオネラ症の感染源としては、給水・給湯設備、冷却塔水、循環式浴槽、加湿器、水景施設、蓄熱槽等からの感染がこれまでに報告されています。
ビル建物においては特に給水設備や冷却塔などでレジオネラ菌が増殖しやすく、感染を防ぐために何らかの対策を講じる必要があります。